細幅の足のお子さんをお持ちの家族のみなさま。
スーパーなどで売られている子ども靴のほとんどがEEとか3E幅で、細幅、幅狭の足に合う靴選びに迷ったことはありませんか?
子どもは「靴がきつい」場合には苦痛をうったえますが、「靴が大きい」場合には脱げるなどの不都合がないかぎり何も言わないと思います。
しかし、足に合わない靴を履き続けることは発達に悪影響を与えることもあるためおすすめできません。
細幅足を持つ我が家の長男の靴選びを例に、細幅・幅狭さんの子どもの靴選びをご紹介していきたいと思います。
靴選びで「大は小を兼ねる」を考えてはいけない
実は私自身が超細幅で「B幅」の足です。
ハイヒールを履けば、すっぽ抜ける。
スリッポンを履けば、すっぽ抜ける。
脱げやすい靴を履くことは健康によくない影響を与えます。
「痛い靴がラクに歩ける靴になる」という本には、脱げる靴を履き続ける危険性についてこう指摘しています。
歩くときにかかとが抜けそうな靴の中では、足指は靴をつかもうとするので、足指本来の動きができません。これが続くと、足指の動きや足裏の筋肉が衰えます。
(中略)
足に合う靴をはけば、骨盤や股関節が本来あるべき位置に収まりますし、足指や足裏の筋肉が正しく使えるようになります。
確かに!脱げそうになるのをかばうあまりに、歩き方も変だし腰痛もありました。
理想の靴についてはこう書かれています。
では、足にぴったり合った理想の靴とは?
それは、かかとから足の甲までがしっかりホールドされていて、つま先部分に少し余裕があり、足指が自由に動いて地面がつかめる靴です。
こういう靴を履いていると、歩行時に足指や足裏の筋肉を正しく使えるのだそうです。自分の足にあった靴を履くことは、あたりまえのことではありますが健康にとても大切なことなのです。
「痛い靴がラクに歩ける靴になる」は靴のトラブルを抱える人の必読書です。理想の靴はどのような靴なのか、手持ちの靴を理想の靴に替える方法などがくわしく書かれていて読んで損はなし。私はこの本を読んで中敷きを工夫することで履けるようになった靴が何足もあります。
そんなわけで、我が子にも足に合った靴を選びたい!と子どもの足計測してもらえる靴屋さんへ行くことに。
長男の足を計測してもらう。結果は…私と同じ「B幅」!
靴メーカーの「ムーンスター」の靴専門店「ゲンキキッズ」をご存知でしょうか?
長男はここの店舗で足サイズと幅の計測をしてもらいました。一番最寄りの靴屋さんです。
結構、日本全国あちこちに店舗があるようです。
https://www.moonstar.co.jp/genki-kids/shop/#kanto
(ちなみに…うちの近所の店舗はなんと最近閉店してしまいました!!今度からちょっと遠い別店舗に行かねば(泣))
土日は結構混んでいますが、計測とアドバイスあわせても5分程度で終わるので、それほど待つことなく順番が回ってきます。
私が行った店舗は、買わなくても計測は気軽にどうぞ、といった感じでした。
それでも計測してもらう時は次の靴を買う気満々で行ってるから、結局買うんだけどね!
こういう機械に立ち、測定結果が紙でもらえます。
計測の結果、長男の足幅は「B幅」でした。えっ私と同じ。
お店の人は
「かなり細いですね~。子ども靴は幅広めのものが多いので、なるべく幅狭をウリにしている靴を選んで購入すると良いと思いますよ」
と教えてくれました。
一般的に市販の靴の多くは「E幅」を基準としており、子ども靴は2Eや3Eのものが多いです。ムーンスターの靴でも、最も細幅はE幅です。
店員さんには、細幅のお子さんには以下の靴がおすすめです、と教えてもらいました。
店員さんおすすめ!細幅の子どもに合う靴メーカー
ムーンスター
ムーンスターの店員さんだから、当然ムーンスターの靴を勧めます。笑
店員さんいわく「ムーンスターの靴は足首にベルトがついているので、B幅のお子さんでも割とフィットした履き心地になると思います」とのことでした。
確かに履かせてみると、いい感じにフィットしてくれます!
履いてみるとEE幅でも意外と細く合うものもあります。ムーンスターの子ども靴は2Eと3E展開ですが、実際に履いてみると2Eってホント?と思うくらい、結構細身です。
男児も年中ぐらいになってくると、ごつい系?(伝わるでしょうか?足が速く見えそうで、ゴテゴテと派手なデザインで、いかつい感じ)が流行ってきますが、サイズが上がるにつれ、そのようなデザインもちゃんと用意してあります。
値段も3000円台がメインとお安め。公園で酷使される保育園靴、幼稚園靴にもぴったりです。
ちなみにムーンスターはスニーカーだけでなく、上履きも販売されており汎用性高いです。
ニューバランス
ニューバランスは足囲に合ったサイズ展開があり、足幅が細めな子は「996」、やや幅広な子は「313」があります。
ニューバランスは、幅広も幅狭も同じデザインのものがあり、兄弟姉妹でおそろいにしやすい点が大きなメリットだと思います♪
大人も同じデザインのものを選べば家族みんなでおそろい、なんてのも叶いますね!
お値段は細幅は4000円前後が多いです。幅広の方が安く売られているのをよく見かけてちょっと悔しい。マイノリティは苦労が絶えないです。
アシックス
子ども用の「スクスクシリーズ」にナロータイプがあります。ベビー(13cm~)からキッズサイズ(~22cm)までサイズ展開も幅広いです。
こちらも柄や色は豊富。アシックスはわりとシュッとした、いわゆる運動靴なデザインが多い印象です。私はわりと好き!
お値段は5000円台メインでちょっと高め。
ちなみに、アシックスは大人サイズでも最近細幅に対応した靴を出しており、私のウォーキングシューズもアシックスのこれです。日本にこんな細いランニングシューズがあるのかと感激。
まとめ
いまは、上記で挙げたブランドをその時々の気分にあわせて選んで履いています。
最近はコロナ禍でなるべく外出を控えたいという事情もあり、Amazonワードローブでいくつも取り寄せて試し、合わなかったものを返品するという方法をとっています(返品送料は無料)。
最近は小学生になり保育園時代ほど本人にデザインのこだわりが無くなったので、私が勝手に買ったニューバランス996が多いです。
計測の結果B幅と分かったのは2歳の時でしたが、6歳の今でもやはりB幅のままです。
しかし、小学生になると新たな悩みもできました。
それは「学校で履く上履きをどうするか」問題です。上履きはいわゆる細幅対応のものがありません。しかも1日の多くを上履きを履いたまま過ごします。
上履き選びには今でも苦労しており、いろいろ試行錯誤中なので、いずれまた別記事としてまとめたいと思います!
そもそも日本人は、若者を中心にC~D幅の人が多く、年配の方はE幅以上の人が多いんだとか。
靴メーカーがもっとそのようなデータに目を向けた商品づくりを積極的になり、細幅靴がもっと市場に広まってほしいと思います。